保育士さんから学ぶ、ストレスなく魔の2歳児と過ごすコツ

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だいぶ前になりますが、長男の通う保育園のクラスへ体験保育に行ってきました。
体験保育というのは、半日(もしくは1日)先生となって、クラスで一緒に過ごすことができるというものです。
いつもと同じ保育の場に入ることができるので、子どもたちの普段の様子を知ることができるという貴重な体験ができます。

長男のいる1歳児クラスには25人の子どもたちがおり、5人の先生方が見てくださっています。
が、単純計算で1人の先生に5人の子どもたちがつくわけですよ。
イヤイヤ期を迎える子どもたち5人を1人でみるんですよ。
さぞかし大変だろうと思っていたのですが、そこはさすが保育士さん。
子どものあしらいがとっても上手で、これは普段の生活にも応用できそうだと思ったのでここに記しておきます。

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子どもの自主性を尊重する

もともと、ここの保育園は『卒園までに自立できる』ことを目標としているので、自分の身の回りのことは自分でできるように指導してくださっています。
1歳児クラスも例外ではないようです。
まずはとにかく自分でやってみる。しばらく頑張って無理な時はさりげなく手を貸す。これが基本姿勢です。
おかげさまで、パンツやズボン、くつはひとりでもはけるようになりました。

さて、わが家の長男の話になりますが、じつは毎朝お着替えをするのにとっても苦労をしていました。
「おきがえしよっかー」「いやー」と、こうですよ。
無理やり着替えさせたとしても、ひとりで脱げるようになったので、いつの間にか脱いでいたりするから意味ないんですよね。
なんとか、本人が着替えたいと思えるようにしないといけません。

保育園では、「おきがえするから、お洋服もっておいでー」と声かけしていました。
子どもたちはそれぞれ割り当てられたマーク(お花や動物のシール)のついた棚から、自分で着替えを選んで持ってくるんです。
そして、先生に手伝ってもらいながら着替えるんですけど、着替えを嫌がっている子はひとりもいませんでした。
まぁ、中には着替えを取りにいかずに走りまわってる子もいましたが(笑)

お散歩に行くときもそうです。
「上着持ってきて、着るよー」といえば、子どもたちは上着を置いてある一角に走っていって、それぞれの上着を持ってきます。
前後逆に着ようとする子には「あれ?逆じゃない?」と声をかけ、必要なら手を貸しながら順番に着せていきます。
一人で着れる子どもたちがひととおり上着を着てしまうと、今度は上手にできずに四苦八苦してる子どもたちのお手伝いをします。
最後のひとりが着終わるまで、早く終わった子どもたちは先生に絵本を読んでもらいながら待ってるので、飽きてぐずることもありません。

靴を履くときもそう。
靴箱から自分の靴を持ってきて、一生懸命自分ではくんですけど、やっぱり最初は手助けをするだけ。
左右を逆にはこうとしている子に声をかけつつ、すでにはき終わった子の足元をチェックし、ベルトが緩んでいるのをしめなおしたりします。
はけた子から園庭に飛び出していくのですが、玄関で外に出た子の数を数えている先生がいるので、知らないうちに迷子になっていることもなさそうです。

一番すごいなぁと思ったのが、給食の時間。
全員に配膳したあとで食べ始めるんですけど、当然、同時に全員分を配ることなんてできません。
それでもみんな、ちゃんと手を出すことなく最後まで待てるんですよ。

このときは、ひとりの先生が手遊びうたをしながら待っていました。
いろんな色の風船が動物に変身しちゃった、という歌だったんですけど、自作のカードに書かれた絵を見せながら、「〇〇くん、これは?」と聞きながらやってました。
それがもう、的確に集中力のきれてきた子にきいてるからすごいんです。
先生に聞かれて答えることで、再び歌に意識を引き込むわけですね。さすが…。

そんな具合で、半日ほど見ていて気づいたんですけど、先生たちが子どもに何かを強制することが一度もなかったんです。
もちろん、ほかの子に意地悪するようなときや、食べてる途中でお皿を放り投げた(しかも割れた)ときにはしっかり叱られていましたけどね。
それも感情的に怒るのではなく、論理的に冷静に叱っているせいか、子どもたちも比較的素直に言うことを聞いていました。

環境を整えることも大切

もうひとつ、これは大事だなぁと思ったことがありました。
それは、環境づくりです。
子どもたちの持ち物は、着替え用の洋服から外出用の上着、帽子、お手拭タオルにいたるまで、すべて置き場が決められていて、それぞれ個人に割り振られたマークをつけることによって管理されています。
お花や動物などのシールを貼ることで、文字の読めない子どもたちにもわかるように配慮されているんです。

おもちゃ置き場も同様です。
ぬいぐるみを入れるかごにはぬいぐるみの絵、積み木を入れる箱には積み木の絵というように、ぱっと見て、しまう場所がわかるようになっているんです。
だから、「おかたづけするよー」と言われれば、誰に言われるでもなく、決められた場所にしまうことができるんですね。

いちど覚えてしまえば、あれこれ口出しせずにすむので、お互いにイライラすることがないのはいいですね。

大事なのは”いかにやる気にさせるか”ということ

せっかくだから、わが子の普段の様子でも見に行こうかなという軽い気持ちで行った体験保育でしたが、思いのほかいろいろな収穫を得ることができました。
無理やり言うことをきかせるのではなく、子ども自身がやろうと思えるように、親が場を整えればいいとわかったのは大きいです。

最初に述べた着替えの件ですが、私がピックアップした2,3着の中から、子ども自身に着るものを選ばせるようにしたところ、毎朝スムーズに着替えてくれるようになりました。
次はお片づけですね。
うちではまだ片付ける場所が明確に決まっているわけではないので、そのあたりも改善していきたいところです。

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